挨拶

挨拶は報連相のウォーミングアップ

野球、サッカー、テニス、水泳、スキーなどを始める前には柔軟体操やストレッチなどのウォーミングアップをするのではないでしょうか。

報連相でも同様です。

いきなり「よい報連相」をしようとしてもできません。ウォーミングアップが必要です。それが挨拶です。

きちんとした朝の挨拶もしていないのに、夕方になって「よい報連相」をしようとしてもできません。

挨拶は報連相のウォーミングアップなのです。



相手を見て、明るく、大きな声で

まず、「おはようございます」という朝の挨拶から始めましょう。

・明るい声で
・大きな声で

これができると、口頭で報告するときに役立ちます。小さな声で、ぼぞぼそと挨拶している人が、上司に報告するとき、大きな声ではきはきと報告できるはずがありません。

朝の挨拶は、口頭報告の練習です。

あなたが挨拶をしても、相手は横を向いているかもしれません。相手がこちらを見る、見ないにかかわらず、報連相の練習として、また、よい人間関係づくりの入り口として、自分のほうは、しっかりと、相手の顔を見て挨拶しましょう。


人間関係の入り口

よい挨拶が、よい人間関係をつくり、よい人間関係がよい報連相の基盤なのです。挨拶という入り口から入って、職場の上司、先輩、同僚、あるいは関係する部署の人たちとの間で、よい人間関係をつくりましょう。

挨拶は、自分の性格とは関係ありません。朝起きたら顔を洗うのと同じように、「行動で習慣」にしてしまうのです。


挨拶を、続けよう

相手が挨拶を返さないのはむしろ普通です。返す人は優れた企業人です。
それでも、あなたは挨拶を続けて下さい。大抵は3ヶ月も続けると、少しずつ相手の反応に変化がでます。
「あっ、おはよう」とか、時々挨拶が返ってくるようになります。さらに続けて下さい。そのうち、しっかりと挨拶が返ってくるようになります。こうやって、よい人間関係の入り口ができるのです。

よい人間関係は、報告の基盤、連絡の基盤、とりわけ相談の基盤です。
この挨拶は、職場だけで、急によくなるものではありません。まず、自分の家で練習し習慣化してください。

そして、ご近所の人たちに挨拶しましょう。家庭ででき、町内でできて、その延長線上で、職場でのよい挨拶ができるのです。