就業規則

業績向上につながる就業規則とは

就業規則は会社のルールを明文化したものです。会社の憲法という言い方もします。憲法に例えられるぐらいですから就業規則はとても大切なものです。もし、国に憲法がなければどうなるでしょうか?無秩序になり国民は安心して暮らせないでしょう。

では、会社に就業規則がなければどうなるでしょう?やはり、国が憲法がないときと同じことで従業員は安心して仕事に打ち込めないでしょう。就業規則は会社になくてはならないものです!

労働基準法では就業規則は常時10人以上の労働者を使用する使用者に作成と労働基準監督署への届出を義務付けています。しかし、労働基準法で定められているから作成するのではなくて、会社が安定して経営し、また従業員が安心して働けるようにするにはどうしたらよいか?を考えると就業規則を作成することは当然なのではないでしょうか。


例えば、従業員が病気により休職せざるを得なくなったとします。その時にルールがきちんと決まっていなければ従業員は安心して治療に専念できません。

1.休職中の給与はどうなるのか?
2.どれくらいの期間、休職が可能なのか?
3.復帰後はどうなるのか?

などをあらかじめ決めておく必要があります。


もし、ルールを決めてなくて会社と従業員の間で労使紛争が起こったときはどうなるでしょう?

1.他の従業員に悪影響が出る恐れがあります
2.訴訟になれば弁護士費用がかかります
3.解決するまで時間がかかります

会社にとってマイナスであることは間違いないでしょう。就業規則には休職に関する規定だけではなく、労働時間・休日・休暇・採用・異動・表彰・安全衛生・服務規律・解雇などに関する規定を盛り込みます。それらの規定を会社に見合ったオリジナルなものに仕上げることにより、業績向上につながる就業規則となります。