挨拶は自分から先に

挨拶は自分から先に

上司のなかには、先に、「おはよう」と声を掛けてくれる人がいます。優れた上司です。あなたも気持ちよく一日の仕事が始められると思います。その一方で、あなたが挨拶しても挨拶を返さない、あなたを無視するような感じの上司もいるでしょう。

しかし、どのような上司、先輩であっても、職場では自分のほうから先に挨拶してください。これが、よい人間関係づくりのコツです。

相手が挨拶を返さないのはむしろ普通です。返す人は優れた企業人です。それでも、あなたは挨拶を続けてください。多くの場合、3か月も続けると少しずつ相手の反応に変化がでます。

「あっ、おはよう」とか、時々挨拶が返ってくるようになります。さらに続けてください。そのうち、しっかりと挨拶が返ってくるようになります。こうやって、よい人間関係の入り口ができるのです。

よい人間関係は、報告の基盤、連絡の基盤、とりわけ相談の基盤です。

職場だけで挨拶しても、急にうまくなるものではありません。まず、自分の家で練習し習慣化してください。そして、ご近所の人たちに挨拶しましょう。

家庭ででき、町内でできるようになって、その延長線上で、職場でのよい挨拶ができるのです。

習慣化しましょう

挨拶の「決まり文句」を習慣化しましょう。
挨拶は、朝の挨拶だけではありません。たとえば、みなさんに習慣化して欲しい挨拶の「決まり文句」を例示しますと、

■おはようございます
■こんにちは
■いってらっしゃい
■お帰りなさい
■行ってまいります(行き先を、上司、同僚に知らせる)
■ただいま帰りました
■お先に失礼いたします
■おつかれさまでした
■ありがとうございます

そして、通路ですれ違うときには軽い会釈をしましょう。